ツルオン感想ブログ

映画や本や音楽に触れた時の思いを書いてきます。

本:なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか

仏でのテロをきっかけに手にとった本。
読めば読むほど、未来永劫に戦争がない状態を創りだすのは不可能だと思ってしまった。

               

気になった点を二つ。

1.「戦争はビジネス。平和が産業化できない限り戦争はなくならない。」
日本も重工系の会社が兵器を作り始めるようだけどやはり儲かるんだろう。。
プーチンもISIS止めたいなら、兵器の供給先を探すべきなのに欧米はなぜやらないんだと言ってたし)
という現状を踏まえつつ、平和を産業化することができたら面白いなと思った。
最近、いい方法はないか考えてはみている。全然思いつかないけど。

 

2.「昨日と同じ今日が来る。今日と似た明日が訪れる。私が望んでいる平和とはきっとそういうことなんだ」
この本は平和って何?という問いからスタートしていて、あとがきの最後にこの文章がある。
本当にそうだなと思うわけだけれど、逆に今日と同じ明日が来るといいなと思えない状態はすべてが平和ではないんだと思う。
だから、戦争だけじゃなくて、難民の人も貧困にあえぐ人もいじめられてる人も平和じゃないだろう。前回の大戦は不景気から始まったけど、平和じゃない人が増えると戦争が起こるのかなぁとなんとなく思った。今の日本の空気とかそんな感じ。

凡人としては、とにかう今日と同じ明日が来るといいなと思える毎日を過ごせるよう頑張ろうと思った。