映画:ナイトクローラー
やっと見れました、、ナイトクローラー。
僕の大好きな役者さん、ジェイク・ギレンホールが主人公。ドニー・ダーコの時から好きなんです!
話は、金網などを盗んで日銭をかせいでなんとか生活してるルーが偶然パパラッチの現場に遭遇し、自分でもやってみたところ、テレビ局に良い値で売れたところから始まります。
テレビ局は過激な動画を求め、ルーもそれに応えようとより過激に犯罪すれすれの行動をとり、エスカレートしていきます。
ストーリーとしては、予告でやっていた通りにあらかた進みますが、もうジェイクの怪演が最高です。
最初からちょっと狂ってる感じでしたが、話が進むにつれ狂気が増していきます。
彼の演技をみてるだけで、あっという間におわります。
ジェイク好きはぜひ!
スカッとしたいときに見たい:セッション
J.K.シモンズの怪演がひかる海外版熱血部活映画。
音楽学校でドラマーを学ぶ主人公ニーマンとかなりのスパルタ指導者フレッチャーの物語。
フレッチャーは生徒に暴力を振るったり、精神的に追い詰めたりを平気で行うことで、限界を超えさせようとしていく。
なかには離脱してしまう学生もいるなか、ニーマンはなんとかくらいついていく。
ニーマンの才能を認めているフレッチャーによる、あげて落としてが何度も繰り返される。。。
これでもかこれでもかとスパルタ指導が繰り返されていく様は、部活動で剣道やってたときを思い出させる。
何本打っても何本打っても終わらない稽古。もうやめてー、まだおわりじゃないのという弱い自分と負けてたまるかまだできるわ!というなにくそ魂とのせめぎあい。
まさか海外の映画で思い出させられるとは思わなかった!(笑)
そして、ラスト12分、最後の演奏は圧巻!
気持ちよすぎた!
映画:アフタースクール
あらすじ
母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。
シネマトゥデイよりhttp://www.cinematoday.jp/index.html
なにも前情報を入れずに見て欲しい作品No.1。
僕も「甘く見てるとだまされちゃいますよ」のコピーにひかれて前情報を一切シャットアウトして見まして、
謎が解ける瞬間に、おもわずエッ!!と声を出してしまった作品です。
スッキリ爽快のラストで、外出するつもりはないけどこのまま何もしないのもなんだかなあな週末の夜におすすめの一本。
それにしても、佐々木蔵之介の声ってイイよね。
(僕は男なんですけれども)
生きることに迷ったら読みたい本:ヤノマミ
生物としての人間の本質をヤノマミの生活を通して考えさせら
NHKスペシャルにて話題となったアマゾンの原住民ヤノマミとの
ここ数ヵ月、日々の生活に閉塞感のようなモヤモヤしたものを抱えていた。心の底から生きてるって実感が欲しい、
感覚的に現代社会と遠く離れた生活に触れればこのモヤモヤの原因
森で生きること
彼らの一日は、男は日の出から夕暮まで行う狩り、女は畑仕事、掃除、炊事である。男たちは、食べ物があれば狩りに行かず、ハンモックでゴロゴロしている。必要ないときも狩りに出かけて富を溜め込もうという行動はしない。
簡単にいえば、腹が減ったら狩りをして、飯を食い、糞をして寝るということである。僕も食って糞して寝るためのお金を稼ぐために、毎日会社に行って仕事をしている。でも生きるための狩りと違って、その仕事には「お客さんのために」とか「やりがい」とかが勝手に付随してくる。もちろん、そういうものが全く無いわけではないのだけれど、それを根本にするんじゃなくて、生きていくために仕事してますってシンプルに済ませれば楽なのかもしれない。
生と死の輪廻の実感
第5章にこんな記述がある。
思えば、僕たちの社会は死を遠ざける。死骸はすぐに片付けられるし、殺す者と食べる者とが別人だから何を食べても心が痛むことがない。だが、彼らは違う。生きるために自分で殺し、感謝を捧げたのちに土に還す。今日動物を捌いた場所で明日女が命を産み落とすことだってある。ワトリキでは「死」が身近にあって、いつも「生」を支えていた。
彼らが生まれ、殺し、死に、土に還っていく円環を思った。彼らは体験的に自分がその円環の一部であることを自覚しているように感じられた。たぶん、彼らは全てを受け入れている。そう思った。森で生まれ、森を食べ、森に食べられるという摂理も、自分たちがただそれだけの存在として森に在ることも、全てを受け入れてると思った。~ 生まれて、死んで、また生まれる。それだけのような気がした。
僕の人生だって同じだ。生まれて、ただ死んでいくだけ。けれど現代社会では、死は身近にないものでなかなか実感できないものだ。人生もそう簡単に死んで終わるものとは考えられていない。だから、生まれた時から未来の事を考えて、未来の為に行動する。その過程で、今を大事に生きることを疎かにしていたかもしれない。未来の成功のため、未来の不安を消していくために時間を使っていたかもしれない。
もしかしたら、僕が感じているモヤモヤは、今の目の前のことに重きを置いていないことが原因なのかもしれない。
もちろんだからといって、現代社会を否定する気はない。これだけ食べ物に困らず、自己実現の可能性のある社会があるのはすごいことだ。
ただ、ふと迷ったときに、ヤノマミのことを思い出して生きることの根本を考え直せれば良いと思う。
現代人が抑え込んでいるものがむきだし
ヤノマミの世界には、「生も死」も、「聖も俗」も、「暴も愛」も、何もかもが同居していた。剥き出しのまま、ともに同居していた。
だが、僕たちの社会はその姿を巧妙に隠す。虚構がまかり通り、剥き出しのものがない。僕はそんな「常識」に慣れ切った人間だ。自分は「何者」でもないのに万能のように錯覚してしまうことや、さも「善人」のように振舞うことや、人間の本質が「善」であるかのように思い込むことに慣れ切った人間だ。
ヤノマミは違う。~ 彼らは暴力性と無垢性とが矛盾なく同居する人間だ。善悪や規範ではなく、ただ真理だけがある社会に生きる人間だ。
さらにいえば、僕は自分の欲望でさえも巧妙に隠してしまっているのかもしれない。「善人」であることを演じるために。そして、今、何をしたいのかも自分自身でよくわからなくなっているのかもしれない。
人間もやっぱり生き物であり、生きるってこと、死ぬってこととか色々と考えさせられる内容でした。
映画:ディア・ドクター
『永い言い訳』完成記念。個人的西川美和キャンペーン第2段。
新作でたので、
あらすじ
『蛇イチゴ』『ゆれる』の西川美和監督が、へき地医療や高齢化など現代の世相に鋭く切り込む人間ドラマ。本作で映画初主演を務める笑福亭鶴瓶が無医村に赴任した医師を演じ、その医師の失踪(しっそう)をきっかけに浮かび上がる彼の人物像を軸にした心理劇が展開される。『アヒルと鴨のコインロッカー』の瑛太のほか、八千草薫、余貴美子など、若手やベテランともに実力のあるキャストが集結。人間の複雑な内面をえぐり出すことに定評のある西川監督のオリジナル脚本に期待したい。村でただ一人の医師、伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪(しっそう)する。村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。事件前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子(八千草薫)を診療していた。かづ子は次第に伊野に心を開き始めていたが、そんな折に例の失踪(しっそう)事件が起き……。
キャッチコピーが、その嘘は罪ですかということで、
けれども、僕が見ていて思い出したのは、一人暮らししているおばあちゃんのことであり、
ふと寂しくなって家族と会いたくなる日があるだろうなぁ。
家族としばらく会ってないかた、ぜひこの作品をみて、
「嘘について」
相手のことを思いやって、
生きてれば多かれ少なかれそんなことの連続であって、
ましてや、
最近はネットで、
伊野が、かづ子の思いに答えようとしていたのに、
個人的に一番好きなシーンは、あんまり関係ないんだけど、香川照之が演技で倒れたところに、
「今のは愛ですか?そういうことじゃないんですか?」
何回見ても面白い作品。
映画:夢売るふたり
『永い言い訳』完成記念。個人的西川美和キャンペーン第1段。
新作でたので、
あらすじ
『ディア・ドクター』
などで高評価を得た西川美和監督がメガホンを取り、 松たか子と阿部サダヲが結婚詐欺に手を染める夫婦を演じる異色の ラブ・ストーリー。 小料理屋を営む夫婦が火事で全てを失ったことから始めた結婚詐欺 を通して、複雑で深遠な男と女の関係を描き出す。 主演の二人に加えて、 結婚詐欺に引っ掛かる女たちを演じる田中麗奈や鈴木砂羽、 木村多江のほか、 以前西川作品に出演した香川照之や笑福亭鶴瓶などが共演。 うそをテーマに人間の業をえぐり出す西川監督らしいストーリーと 、豪華キャストによる演技に期待が持てる。 東京の片隅で小料理屋を営む貫也(阿部サダヲ)と妻の里子(
松たか子)。店は小さいながらも順風満帆だったが、 火事で全てを失ってしまう。ある日、 貫也が常連客と一夜を共にし、すぐに里子の知るところとなるが、 里子は結婚詐欺で金をだまし取ることを考案する。 結婚願望の強いOLなど寂しい女たちの心の隙につけ込んで、 店を再開するための資金を稼ぐ二人。しかし、 夫婦の関係に影が差し始め……。
ああ、これこれ!西川美和さんの作品だなぁ!
ほんとに、人間の微妙な感情を描くのがうまいなぁと毎回思う。
イイ人なんだろなぁと見てる側に思わせて安心させておいて、ダークな感情をズバッとみせてくる瞬間がほんとに好き。(その逆もあるけれど)人間て怖いな~とドキッとする。
けどそれは映画の中だけのことではなくて、よーく注意していると日常でもよく起きてることで。。。そういえば、友達のあの時の表情もこんな感じだったななんて思い出したりして。。。
自分の中にあるそんな一面を探し始めてみたりもしちゃって。。。
今回は、結婚詐欺の話と称して、大人の男女関係の話が題材。
寂しい現代の大人たちの恋に落ちる瞬間、
学生の頃に見てたらきっとあまりピンとこない感情だろうな。
独りなので、ふと寂しくなる時の気持ちはよくわかります笑。
自分ではもう無理なんじゃないかと思ったところに、見えた(
そんな心の隙間に入り込まれたら、金払っちゃうよ、すがっちゃうよ(笑)
松たか子の夫への嫉妬とかは、
最初は自分で夫をコントロールしてたからいいけど、
中年になったら、また違った感想を持ちそうで楽しみ。
おっさんになったらまた見よう。
奥さんと一緒に見るのは怖いけど。
映画:マッドマックス 怒りのデス・ロード
マッドマックスシリーズ第4段!
あらすじ
荒廃した近未来を舞台に妻子を暴走族に殺された男の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、主演のメル・ギブソンの出世作となった『マッドマックス』シリーズ第4弾。同シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが再びメガホンを取り、主役を『ダークナイト ライジング』などのトム・ハーディが受け継ぐ。共演にはオスカー女優シャーリーズ・セロン、『ウォーム・ボディーズ』などのニコラス・ホルト、1作目で暴走族のボスを演じたヒュー・キース・バーンら多彩な顔ぶれが集結。
資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。
我慢しきれず旧作を見る前に見てしまいました。
ディテールまで作り込まれた世界観が圧倒的で一気に引き込まれて
アクションも息をつかせないので、
ほんとに作り込まれた世界観なので、
腐敗した緑地とか、谷に住む種族の話とかいろいろ気になる!
あの作品のなかにずーっと入っていたい。そんなこと思いながら見てました。
北斗の拳がこの作品にインスパイアされているというのも納得。とくにイモータン・ジョーとかめっちゃいそう笑
悪役もそれぞれキャラがたっていて、なんとなく憎めなかったり。
今日は頭を空っぽにしてスッキリしたい、そんな日に見たい映画。